タブレットを手に入れた!

今更ですが学園祭が終わりましたね(11/25)。すでに2週間前ですが…

というわけで自分の所属しているサークルでは毎年出し物としてジャンク屋をやっています。
部員から売るものを持ち寄ったりサークルOBから出品があったりして、毎年ゴミ同然のようなものからキワモノまで色々な物が揃います。
今年はOBの方からこんなものが出品されました。

こいつ。MeoPad T740

2年ほど前に加賀ハイテックさんから発売されたタブレットです。
今回はご丁寧に新品未開封、さらにオプションまで勢ぞろいのセット価格5000円で出品されました。
マシン的にはTegraのAPX2600とかいうだいぶ初期の携帯機器向けプロセッサにメモリ512MBを積んだ、当時としてはそれなりだった(であろう)モノです。
搭載OSがandroidではなくWindowsCE6.0だったことで散々な扱いを受けて一時期ものすごい投げ売られた一品。

タブレット端末というものを1台も持っていなかった身としては、いくら中身が残念だろうと旧世代品だろうと気にはなっていました。
無事学園祭も終了しジャンク屋も閉店した中、このタブレット、売れ残ってしまいました。OBの方がその後売れ残った品を引き取りに来たのですが、持ち帰ると荷物になるしここで処分してしまいたいとのこと。
というわけでここで学園祭中気になっていた自分登場。OBの方と価格交渉()に入ります。その結果、なんと2500円で譲ってもらえるとのこと。もちろん引き取りました。

そんなこともあり驚くほど格安でタブレットに属する端末を手に入れたわけです。


開封の儀。見た目は悪くないですね。


こっちは付属品。本体を取り出して中敷きのようになっている部分を外すと取り出せます。上からUSBケーブル、立てかけスタンド、ファイバークロス、バッテリー、ACアダプタといった感じです。付属品としては必要十分ではないでしょうか。


もうちょい後ろの方で載せようと思ったけどこっちで。
オプションのキーボード付きカバーケースに装着した図。このキーボード、ピッチも思ったよりは狭くなく、打ち心地もそこまで悪くありません。ある程度強めに打鍵すると壊れてしまいそうなほどには華奢なので比較的慎重に扱うことに注意する程度でしょうか。

さて、このMeoPad T740、デフォルトの状態だと独自UIで機能も動画再生やネット閲覧、メール程度と本来の仕様通りにしか動かずあまり面白くありません。再生できる動画の種類も少ないし。
しかしながら加賀ハイテックの製品ページでは、公式でまっさらな状態のWindowsCE6.0イメージを配布しています。
事前に色々とググってみると、システムファイルの書き換えに失敗した瞬間復旧不可能な文鎮と化するとか怖いこと書いてあったりしますが、弄って遊ぶ…もとい快適に使うためにはこのイメージを適用する以外道はありません。
一通りデフォルトのUIと戯れた後、システムファイルを書き換えました。幸いなことに書き換え失敗などなく順調に終了。(システムイメージを書き換えるとデフォルトUIには戻れなくなります。)


WindowsCE6.0きたあああああ!

無事にシステムが書き換わってCE6.0が起動しました。しかしながら、こいつは一度電源を切ってしまうとレジストリに保存されている設定以外は全てリセットされるという罠を併せ持っています。
全てリセットされてしまうので、適当なところにファイルを保存してたりすると、電源を切った瞬間データが吹き飛びます。もちろんインストールしたアプリなんかも全部…
なのでデータを保存する場合は必ずエクスプローラに表示される本体ストレージまたはmicroSDに保存してやる必要があります。まあ全てmicroSDに保存すれば手っ取り早いです。

色々と遊ぶ準備が整ったので、環境構築的なことをしていきます。といっても自分はこいつを最初から動画再生端末としての用途を想定していたのでそこまで何かするわけではありません。システムファイル弄って文鎮化するの怖いし。
とりあえずデフォルトのブラウザは古い古いIEで正直使ってられないのでブラウザを何とかします。ググると良さげなのがOpera。どうやらOperaMini5.1なら動くようです。

ふむ、悪くない。しかしCPUに限界があり非常にもっさり。
最近ではスマートフォンがあるのでこのタブレットでブラウジングをすることはほとんどないでしょうね。

ブラウザを何とかしたところで本命の動画再生です。
どうやらデフォルトのWMPならハードウェア再生支援が効くということで再生アプリはこれ一択。
肝心の動画ですが、仕様ではH.264なら720pのBaselineプロファイルな動画なら再生できるとあります(Mainプロファイルは重くてまともに再生できなかった)。Mpeg形式の動画は実際に再生させてみるとまともに再生できず…
どうやら敷居は高いようです。
とはいえ、携帯端末向け動画の主流はH.264。さらにこいつは画面解像度が800×480なのでエンコードはこのサイズに合わせてエンコードしたものを再生させればいいわけです。


というわけで、H.264Baselineプロファイル、解像度800×480でエンコード。特にコマ落ちもせずきれいに再生されました。
ちなみにwmv形式な動画はもちろん普通に再生できました。条件にもよるけど60fpsな動画も一応再生可能。

画面の大きさの割に解像度が低かったり、バッテリー持続時間がカタログ値4時間など難点もありますが、それなりに快適な動画再生タブレットが手に入ったので満足です。
さすがに動画再生だけだとかわいそうなので、今後は動画再生以外の使い道も探していきたいですね。

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